ロシア軍機4機、ウクライナ国境付近で墜落か
墜落についてロシア国防省からのコメントはないが、SNS「テレグラム」上ではロシアの非公式チャンネルが、ロシア軍機にとって昨年3月以降で最悪の日になったと伝えた。
ロシア紙コメルサントは4機の墜落を伝えたうえで、ほかにも複数のヘリコプターが撃墜された可能性があると報じた。
同紙によれば、戦闘機はウクライナのチェルニヒウ州を爆撃する予定だった。ヘリコプターは戦闘機が敵に撃墜された場合に備え、乗組員救助などの支援を想定して派遣された。4機はいずれも帰還せず、パイロットらは死亡したという。
この報道の真偽は確認されていないが、テレグラムには「慎重に計画されたウクライナ側の作戦」を指摘する投稿もあった。チェルニヒウ州から発射されたロケット弾がほぼ国境まで到達しているとの情報も書き込まれた。
ロシアの軍事ブロガーらによれば、ウクライナ軍はロシア軍機の出発時刻やルートを把握していた可能性がある。墜落したMi8のうち1機は高度な電子妨害装置を搭載していたとの情報もあり、ロシア内部では特殊な機体をウクライナ防衛線の近くへ送り込んだことを「愚の骨頂」と批判する声も上がっている。