激戦地バフムート、ワグネルとロシア国防省が掌握を宣言

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
ロシアの国旗を持つ民間軍事会社ワグネルのエフゲニー・プリゴジン氏/Prigozhin's Press Service/Telegram

ロシアの国旗を持つ民間軍事会社ワグネルのエフゲニー・プリゴジン氏/Prigozhin's Press Service/Telegram

(CNN) ウクライナ東部ドネツク州の激戦地バフムートについて、ロシアの民間軍事会社「ワグネル」の創設者プリゴジン氏は20日、「完全に掌握した」と発表した。ロシア国防省もアルチェモフスク(バフムートのロシア名)での作戦完了を宣言した。

プリゴジン氏はSNS「テレグラム」に投稿した動画の中で、「バフムート掌握に向けた作戦は224日間続いた」と述べて勝利を宣言。25日には同市をロシア軍に引き渡すと述べた。

同氏は動画の中で、プーチン大統領に「母国防衛の栄誉」を与えられたと感謝の意を表したが、同時にショイグ国防相、ゲラシモフ参謀総長を名指ししてロシアの「官僚主義」を批判。両氏が戦争を「自分たちの娯楽」にした気まぐれのせいで、本来の5倍の死者が出たと批判した。

続いてロシア国防省も20日、ワグネルの突撃部隊による攻撃の成果として、バフムートの解放が完了したと発表した。

さらにロシア国営タス通信によると、プーチン大統領は同日、バフムート「解放作戦」の完了を確認したワグネルとロシア軍に祝意を表した。

ただしウクライナのマリャル国防次官は、プリゴジン氏の投稿の直後にテレグラム上で、バフムートが「重大」な局面にあることを認める一方、ウクライナ軍部隊が市西端の地区で産業、インフラ施設などを引き続き掌握し、防衛線を維持していると主張した。

CNNは双方の発言の真偽を独自に確認していない。

メールマガジン登録
見過ごしていた世界の動き一目でわかる

世界20億を超える人々にニュースを提供する米CNN。「CNN.co.jpメールマガジン」は、世界各地のCNN記者から届く記事を、日本語で毎日皆様にお届けします*。世界の最新情勢やトレンドを把握しておきたい人に有益なツールです。

*平日のみ、年末年始など一部期間除く。

「ロシア」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]