北朝鮮の軍事偵察衛星、「近いうちに軌道に」 金与正氏

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北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)総書記の妹、金与正(キムヨジョン)氏=2019年3月、ベトナム首都ハノイ/Jorge Silva/Pool/Reuters

北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)総書記の妹、金与正(キムヨジョン)氏=2019年3月、ベトナム首都ハノイ/Jorge Silva/Pool/Reuters

(CNN) 北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)総書記の妹、金与正(キムヨジョン)氏が声明を発表し、北朝鮮の軍事偵察衛星は近いうちに宇宙軌道に入り、任務を開始するだろうと述べた。朝鮮中央通信(KCNA)が1日に伝えた。

与正氏は失敗に終わった5月31日の打ち上げについて、北朝鮮には自衛権があると述べ、もし北朝鮮の衛星打ち上げが非難されるのであれば、米国を含めて何千もの衛星を打ち上げている全ての国が非難されるべきだと強調した。

その上で、北朝鮮は「米国との対立の長期化する性質」について十分認識しており、「全面的な戦争抑止力の強化」に全力を尽くすと言明。米国などが「我々の主権を侵害する性急な行動」を続ける限り、北朝鮮が「傍観者であり続けることは決してない」とした。

KCNAによると、31日に打ち上げを試みた軍事偵察衛星「千里馬(チョンリマ)1」は、ロケットの第2段のエンジンの異常始動により推進力を失って墜落した。

新型エンジンシステムの信頼性や安定性が低く、使用した燃料が不安定だったことから失敗につながったとKCNAは伝えている。

韓国軍合同参謀本部は、北朝鮮が打ち上げたと思われる物体の一部を白翎島(ペンニョンド)の西部約200キロの海上で発見し、回収作業を進めていることを明らかにした。

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