新たなロシア大使館の建設認めず、国会と隣接 豪州政府

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オーストラリアのアルバニージー首相/Tsikas/AAP Image/Reuters

オーストラリアのアルバニージー首相/Tsikas/AAP Image/Reuters

(CNN) オーストラリアのアルバニージー首相は18日までに、同国の首都キャンベラの国会近くの土地でロシア政府が計画する新たな大使館建設を認めない法案を提出していることを明らかにした。

テレビ放送された記者会見で表明した。法案は新たな大使館の予定地の貸借契約の無効化を求めている。

首相は国会議事堂のすぐそばに新たなロシア大使館が建ち、それによってもたらしかねないリスクについての安全保障対策上の明確な助言を政府は受け取ったと説明。国家安全保障の利益保護のため決定が下されたと主張した。

また、豪州政府はロシアによる不法かつ道徳に反するウクライナ侵略を非難しているとの立場も繰り返した。

首相と共に会見に臨んだオニール内相によると、予定地は議事堂と直接隣り合っているという。

一方、ロシアのペスコフ大統領報道官は豪州政府の今回の措置を受け、敵意を抱きロシア嫌とも言える豪州による新たな非友好的な行動と非難。ロシア政府としては今回の対応から派生する問題には相互主義で臨み、相応に対処すると何らかの報復措置を講じる姿勢を示唆した。

豪州政府による新たな大使館予定地の貸借契約の解消は、一部の西側諸国に蔓延(まんえん)している「ロシア恐怖症のヒステリー」と歩調を合わせようとする試みとも批判した。

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