プーチン氏に対する挑戦者の登場、「時間の問題だった」 ウクライナ外相

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ウクライナのクレバ外相がCNNの単独取材に応じた/CNN

ウクライナのクレバ外相がCNNの単独取材に応じた/CNN

(CNN) ウクライナのクレバ外相は27日、ロシアで先週起きた民間軍事会社ワグネルの創設者エフゲニー・プリゴジン氏による反乱未遂について、具体的な情報は持ち合わせていないものの、誰かがロシアのプーチン大統領に挑戦することは避けられなかったとの見方を示した。

クレバ氏は首都キーウでCNNの単独取材に応じ、「我々にとって、ロシアの誰かがプーチン氏に挑戦することは時間の問題であることは明白だった。なぜなら、いかにプーチン氏の権力や権威が縮小しているか、いかに困難な乱気流にロシアが突入しているのかを我々は目撃したからだ。プリゴジン氏は最初の挑戦者に過ぎない。何らかの方法で追随するものが現れるのは間違いない」と述べた。

クレバ氏は、プーチン氏が核兵器による威嚇を行っていることについて、それがプーチン氏に残された最後の武器だからだとの見方を示した。

クレバ氏は、ロシア軍にウクライナで戦略的な目的を達成する能力がないことは明らかだと指摘。プーチン氏は自身の権力構造が壊れたことを理解しており、そのため、核による威嚇しか言及するものが残されていないとした。

クレバ氏は、「西側諸国がプーチン氏と核の恐怖のゲームを行うことを決めたら、大きな失敗を犯すことになる」と述べた。

クレバ氏は、ザポリージャ原子力発電所の状況についても懸念を表明し、ロシア軍が原発を支配下に置いている限り、「リスクは現実のものだ」と述べた。

クレバ氏は「もちろん、彼らは新たな原発事故を引き起こしたことで非難されたくはない。そのため、偽旗作戦や、自分たちに直接起因しないような何かによって、それを実行する方法を見つけ出そうとしているのだと思う」と語った。

ウクライナのゼレンスキー大統領は、ロシア軍の占領下にあるザポリージャ原発でロシアがテロ攻撃を検討していると主張した。ロシア側はこうした主張を否定している。

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