独国防相、トルコにスウェーデンのNATO加盟承認を求める

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ドイツのピストリウス国防相=3日/Soeren Stache/picture-alliance/dpa/AP

ドイツのピストリウス国防相=3日/Soeren Stache/picture-alliance/dpa/AP

(CNN) ドイツのピストリウス国防相は3日、トルコに対して、スウェーデンの北大西洋条約機構(NATO)への加盟を早期に認めるよう呼び掛けた。ポーランドのブワシュチャク国防相との共同声明で述べた。

ピストリウス氏は、地対空ミサイル「パトリオット」が配備されているポーランド東部への視察を前に、「ウクライナでの戦争に関して、我々は新しい状況を経験しており、安全保障の状況が、抑止力と防衛力について再び言及することを強いている」と指摘。スウェーデンが早期にNATOの加盟国となることや、トルコが抵抗をあきらめることが重要だとの見方を示した。

スウェーデンとフィンランドは昨年5月、NATOの門戸開放政策を通じて、加盟の意向を表明した。ロシアがウクライナへの侵攻を開始した数カ月後のことだった。

フィンランドは今年4月に加盟が認められた。しかし、スウェーデンの加盟は今のところ、阻止されている。

トルコはさまざまな理由から、スウェーデンの加盟を阻止してきた。トルコは地理的に中東と欧州の両方に位置することからNATOにとって戦略的に重要な加盟国であるほか、軍事力もNATOで2番目となっている。

トルコがスウェーデンの加盟に反対する理由のひとつが、武装組織「クルディスタン労働者党(PKK)」などのクルド人のテロ組織の活動を国内で認めているというもの。

スウェーデンは今年に入り対テロ法を改正して、こうした集団の一員であることは犯罪とした。今回の法改正によってトルコがスウェーデンのNATO加盟を認めるかどうかはわからない。

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