殺害された子ども494人、ウクライナ侵攻開始から500日
(CNN) ウクライナの検事総長室は8日、ロシアによるウクライナ侵攻が始まって以降、これまで殺害された子どもは少なくとも494人、負傷したのは1051人に達したと報告した。8日は侵攻開始から500日目となった。
声明によると、これら子どもの死傷の大半は東部ドネツク州と北東部ハルキウ州で発生。残りはキーウ州、南部ヘルソン州、中南部ザポリージャ州や南部ミコライウ州で起きた。
報告した数字は最終的なものではないとし、交戦が起きている地域、ロシアの占領地やウクライナ軍が奪還した領土でデータ収集を続けていると述べた。
一方、国連は7日、ウクライナでの戦争で殺された民間人はロシアの侵攻が始まった昨年2月24日以降で9000人以上に上ったと報告した。このうちの500人余は子どもだった。
実際の犠牲者数は確認された分よりはるかに多い可能性があるとも付け加えた。
国連によると、民間人の犠牲者数は今年5、6両月に増加。今年1~4月では比較的、減少気味だった傾向を覆すものともなっていた。