今年の軍事演習はウクライナの抗戦が「教材」、台湾国防部

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台湾南部での実弾演習で、米国製の携帯式地対空ミサイルを発射する台湾軍/I-Hwa Cheng/Bloomberg/Getty Images

台湾南部での実弾演習で、米国製の携帯式地対空ミサイルを発射する台湾軍/I-Hwa Cheng/Bloomberg/Getty Images

(CNN) 台湾国防部(国防省)は13日までに、今年開催する年次の軍事演習「漢光」の内容に触れ、ロシアの侵略に対するウクライナの抗戦を「参考材料」にするとの考えを示した。

声明によると、演習は台湾全土で今月24~28日に予定され、中国の軍事侵略を想定したものになっている。

国防部の報道担当者は記者会見で、「演習はウクライナでの戦争から教訓を得たものになるだろう」とし、「あらゆる場所が戦場になり得る」との原則の順守が必要とわかったとした。

同演習では海岸部、港湾や空港の防衛を想定し、上陸阻止や地方や都市部での反攻作戦を仕掛けられ得る台湾軍の軍事能力を試すとした。

ウクライナの戦争を巡っては中国はロシアの侵略を非難する姿勢を示さず、台湾周辺ではこれまで2度にわたって大規模な軍事演習を実施した。

ロシアによるウクライナ侵略は、台湾問題がアジア地域での次なる発火点になり得るとの懸念の高まりも引き起こしている。

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