イスラエルのネタニヤフ首相、心臓にペースメーカー装着へ
(CNN) イスラエルのネタニヤフ首相(73)が、心臓にペースメーカーを装着する手術を受けることが分かった。
首相府の発表によると、国会で司法制度改革の関連法案が採決にかけられる直前の、現地時間23日早朝に手術が予定されている。手術中はレビン法相兼副首相が代行を務める。
本人もこれに先立ち、ペースメーカーを装着する予定だとツイート。「先週つけられた心臓のモニターからアラーム音が出て、ペースメーカーが必要だと診断された。今夜装着しなければならない。体調は良好だが医師の指示に従う」と報告した。
さらに「医師の話では明日の午後には解放される」と書き込み、すぐに国会で採決に臨む意向を示した。
イスラエルが熱波に見舞われる中、ネタニヤフ氏は15日から16日にかけて脱水とされる症状で入院。医師らによると、この間心臓にモニターを装着していた。
法案は、最高裁から政府の決定を「不合理」と判断する権限を奪う内容。ネタニヤフ政権が進める司法制度改革は強い反発を招き、大規模な抗議デモが起きている。