ウクライナ国防相、来年のNATO加盟を視野に
(CNN) ウクライナのレズニコウ国防相は24日までに、CNNの取材に答え、来年の北大西洋条約機構(NATO)首脳会議で、ウクライナが加盟する機会をうかがっていると述べた。
レズニコウ氏は、来年7月の首脳会議は米首都ワシントンで開催され、結成から75周年を迎えると指摘した。
レズニコウ氏は「誰にもわからないが、ウクライナにとって非常に重要な日となるかもしれない」としたうえで、「これは、あくまで私の予想だ」と言い添えた。
米国をはじめとするNATO加盟国は、ウクライナで現在戦争が行われていることから、現時点でのウクライナの加盟は不可能だとの見方を示している。
レズニコウ氏も、ウクライナの加盟は戦争が終わってからだということを認めた。
レズニコウ氏は来夏までに戦争が終わっていると思うかとの質問に対し、即座に、「はい、我々はこの戦争に勝利する」と述べた。
レズニコウ氏は、バイデン米政権が終戦後すぐのウクライナ加盟を拒否したことについて、重要視しない姿勢を示した。
レズニコウ氏は「その必要はないと思う」と述べ、ウクライナは合理化された加盟手続きを進むことになり、その間に必要な改革に取り組むと言い添えた。
レズニコウ氏は、ウクライナがロシアと戦っていることを考えれば、ウクライナをNATOに加盟させる利点は増すばかりだと述べた。
レズニコウ氏は、勝利後の加盟によって、ウクライナがNATOや欧州にとっての東側の盾になると指摘。レズニコウ氏は、ウクライナがNATOの標準的な兵器を使用して、どのようにしてロシアを打ち破るかという実戦経験を積んでいると述べた。