韓国で開催のスカウト世界大会、台風接近で会場撤収
大会組織委員会を率いる金賢淑(キムヒョンスク)女性家族相によると、6日だけで1300人近くが会場内の診療所に駆け込んだ。
さらに参加者が食事や寝具、ベッドの不足を訴え、それを聞いた親たちがインターネット上で懸念を指摘した。
主催側は4日、清掃要員を7倍の500人あまりに増やすなどの改善策を発表。続いて尹錫悦(ユンソンニョル)大統領が、会場に暑さをしのぐためのエアコン付きバスを派遣するよう指示し、衛生管理に全力を尽くすよう指示した。
しかし米国と英国、シンガポールの代表団はすでに先週末のうちに撤収し、大会の早期終了を求める声が高まっていた。ロイター通信によると、米代表団はいったん在韓米軍のハンフリーズ基地へ移動してから25日に帰国予定、英代表団はソウル市内のホテルで残りの滞在期間を過ごす。