北朝鮮、米兵の入国を初めて確認 7月に越境
(CNN) 北朝鮮は16日、米陸軍のトラビス・キング2等兵が同国に入国したことを初めて公に認めた。
国営朝鮮中央通信(KCNA)からの声明によれば、キング2等兵は北朝鮮や第三国で「亡命を求める意思」を示しているという。
KCNAは、キング2等兵が「米陸軍内での非人間的な不当な扱いや人種差別に不信感を募らせた」ため北朝鮮への入国を決めたとも伝えた。
キング2等兵は先月、共同警備区域(JSA)を訪れるツアーへの参加中に、韓国側から軍事境界線を越えて北朝鮮に入った。
KCNAによると、キング2等兵は北朝鮮に「違法に」侵入したことを認めたという。
米国防当局者は、米国はキング2等兵の発言とされる内容について検証できていないが、国防総省の取り組みの主眼はキング2等兵の安全な帰還を確実に実現にすることにあると述べた。