ナイジェリア人の男2人、米に移送 性的脅迫に関与か

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セクストーション(性的脅迫)に関与したとされるナイジェリア人の男2人が米国に引き渡された/Mapbox

セクストーション(性的脅迫)に関与したとされるナイジェリア人の男2人が米国に引き渡された/Mapbox

(CNN) 100人以上の被害者に対するセクストーション(性的脅迫)にかかわったとされるナイジェリア人の男2人が13日、米国へ移送された。この事件では17歳の男子が自殺に追い込まれていた。

米連邦検察の発表によると、いずれもナイジェリア・ラゴス出身のサムエル・オゴシ被告(22)とサムソン・オゴシ被告(20)は、米連邦捜査局(FBI)とナイジェリアの経済金融犯罪委員会の合同捜査を経て逮捕された。現在は米ミシガン州で拘留されている。

2人は今年5月、未成年に対する性的搾取や児童ポルノ拡散の共謀罪で米連邦大陪審に起訴されていた。

サムエル・オゴシ被告は、未成年を死亡させた性的搾取未遂の罪にも問われている。最高刑は終身刑。被害に遭ったジョーダン・ディメイさん(当時17)は2022年3月25日に自殺した。

FBIに昨年寄せられた未成年のセクストーションの報告件数は数千件に上り、分かっているだけで十数人が自殺しているという。

米当局は保護者に対する啓発キャンペーンに力を入れるとともに、容疑者の検挙を目指して国外の関係機関と組み、国際捜査を展開している。

捜査の結果、事件の多くはアフリカや東南アジアの容疑者が関与していることが分かった

検察によると、サムエル被告は他人のSNSアカウントを乗っ取り、若い女性を装ってディメイさんに接触。ディメイさんに自分自身のわいせつ写真を送るよう仕向けた後に金銭の支払いを要求し、応じなければ写真を暴露すると恐喝した。

ディメイさんが300ドル(約4万4000円)を支払った後も、サムエル被告は要求を繰り返し、ディメイさんが自殺するかもしれないと書き込むと「さっさとやれよ、何ならオレがさせてやろうか」と応じていた。

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