ロシア戦闘機、米軍ドローンに対し緊急発進 クリミア半島付近
(CNN) ロシア国防省は29日までに、クリミア半島付近を飛行する米空軍の無人機MQ9「リーパー」とRQ4「グローバルホーク」に対応するため、戦闘機2機を緊急発進させたと明らかにした。
ロシア国防省がSNSテレグラムで明らかにしたところによると、黒海南西部上空を飛行する物体を監視していたロシア軍が無人機を発見した。
これを受け、「国境侵犯の可能性」を回避して「無線技術偵察に対抗」するため、ロシアの戦闘機2機が派遣された。
この結果、米空軍の無人機は飛行経路を変え、航空偵察を行っていた空域を離れたという。
米国防総省の報道官はCNNの取材に対し、米国は「国際法で認められた黒海上空での通常の飛行任務を継続する。この地域における飛行と機動の自由を確保するためだ」と述べた。