ロシア領への攻撃、支援国から支持得られず ウクライナ大統領

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
ウクライナのゼレンスキー大統領/Ercin Erturk/Anadolu Agency/Getty Images/FILE

ウクライナのゼレンスキー大統領/Ercin Erturk/Anadolu Agency/Getty Images/FILE

(CNN) ウクライナのゼレンスキー大統領は27日、ウクライナ政府がロシア領に戦争行為を移した場合、ロシアによる侵攻への戦いを支援している国々からの支持は得られないだろうと述べた。

ゼレンスキー氏は、戦闘行為をロシア領へと拡大させる時期が来たのかとの地元メディアの質問に対し、「それは大きなリスクだと思う。我々は間違いなく孤立するだろう」と答えた。

ゼレンスキー氏は、ウクライナが領土を奪還するための戦いでは同盟国との関係に決定的に助けられたと指摘。ウクライナの戦場での前進と責任は常に双務的なものであり、国際的なパートナーは、いかなる勝利にも反攻の遅れにも防衛行動にも弱点にも関与しているとの見方を示した。

ゼレンスキー氏はまた、政治的な手段を通じ、クリミア半島で「ロシアの非軍事化を推進すること」は可能だと考えていると明らかにした。

ここ数カ月、ロシア国内への攻撃が増加している。ロシア当局者によれば、ウクライナのドローン(無人機)や砲撃が原因で、時には民間人が負傷したり死亡したりしている。

ゼレンスキー氏が先月のドローン攻撃の後、戦争がロシアに戻りつつあると発言するなど、ウクライナ当局者はこうした事案について関与をほのめかすものの、国境を越えた攻撃について、ウクライナの功績だと明確に示すことを拒否することが多い。

これとは対照的に、ウクライナは、ロシアが実効支配するクリミア半島や周辺の黒海の標的に対する無人艇などを使った攻撃については自身の功績だとし、さらなる攻撃を行うと約束している。

メールマガジン登録
見過ごしていた世界の動き一目でわかる

世界20億を超える人々にニュースを提供する米CNN。「CNN.co.jpメールマガジン」は、世界各地のCNN記者から届く記事を、日本語で毎日皆様にお届けします*。世界の最新情勢やトレンドを把握しておきたい人に有益なツールです。

*平日のみ、年末年始など一部期間除く。

「ロシア」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]