メキシコ最高裁、人工妊娠中絶の権利認める判断
メキシコの最高裁は2021年、中絶を犯罪とするコアウイラ州の法律は違憲だと初めて認めた。同州の法律では中絶した女性に対し、最長で禁錮3年と罰金の刑を科していた。
米最高裁は昨年6月、中絶の権利を認めた「ロー対ウェイド判決」を最高裁が覆した。以後、中絶を望む米国民がメキシコを訪れる予想外の事態が起きている。
中絶の権利を擁護する活動家、ベロニカ・クルス氏は昨年CNNの取材に答え、メキシコが前進し、米国が後退する様子を目の当たりにして驚いたと述べていた。