ロシア艦隊、黒海の一部で活動できず 石油掘削施設の周辺 ウクライナ軍発表

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ロシア南部ノボロシースクで海軍記念日に軍艦上に整列する海兵=2023年7月/Stringer/AFP/Getty Images

ロシア南部ノボロシースクで海軍記念日に軍艦上に整列する海兵=2023年7月/Stringer/AFP/Getty Images

(CNN) ウクライナ海軍は12日、ウクライナ側がこのほど奪還した南部クリミア半島沖にある石油・ガス掘削施設の周辺で、ロシア軍の黒海艦隊が活動できなくなっていると明らかにした。

この掘削施設は「ボイコ・タワー」と呼ばれている。

ウクライナ海軍のプレテンチュク報道官は「ロシアの航空機は依然として現地で存在感を示し、空からの脅威がまだある」と指摘。だが、ウクライナ軍が沿岸に配備している大砲や携帯式防空システム(MANPADS)、ミサイルシステムにより、ロシア軍の艦隊は「タワーに近づくことができない」という。

ウクライナは11日にボイコ・タワーを奪還したと発表した。タワーは2014年のクリミア併合直後からロシアの支配下に置かれていた。

ウクライナ国防省情報総局によると、ロシア軍はタワーをヘリの着地場やレーダーの配備場所に使用していたという。

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