ガザの人道支援スタッフ死亡31人に 病院崩壊寸前、迫る飢餓

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(CNN) パレスチナ自治区ガザで16日、市民防衛隊の7人がイスラエルの空爆で死亡した。国連人道問題調整事務所(OCHA)によると、ガザで活動中に死亡した人道支援スタッフはこれで31人になった。

ガザ地区の完全停電は6日目に入った。OCHAは同地の医療態勢について「病院は崩壊寸前にある。予備の発電機に使っていた燃料の蓄えがほぼ枯渇し、何千人もの患者の命が危険にさらされている」と発表した。

これに先立ち国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)は、わずか1週間で少なくとも100万人が自宅からの避難を強いられ、避難民少なくとも40万人が国連学校やガザ地区の建物に身を寄せていると指摘した。

一方、国連児童基金(ユニセフ)主導の水・衛生対策機関は、水と燃料のガザ搬入が許されなければ、ガザの住民は死亡や感染症拡大の差し迫ったリスクにさらされるとして危機感を募らせている。

イスラエル首相府は15日、ガザ地区南部への水供給を再開したと述べていたが、ガザ当局は16日、この情報を否定した。

ガザの政府系メディアはガザ地区の状況について、「店頭の商品は底を突き、避難した住民への支援も届かない中で、真の飢餓の瀬戸際にある」と伝えている。

世界食糧計画(WFP)は、15日にガザ南部で避難民10万7192人にパンを提供したと発表。「在庫を補充して支援を届けるため、緊急に全境界を通過する必要がある」と述べ、ガザ地区に人道支援を届ける必要性を訴えた。

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