ガザ目前で積み上がる支援物資 水が尽きる恐れ、WHOが警告
国連のグリフィス人道問題担当事務次長は17日、外交努力を支援する目的でエジプトの首都カイロを訪れる。国連人道問題調整事務所(OCHA)によると、同氏はイスラエル訪問も予定している。
エジプトのメディアによれば、国内各地で17日早朝、支援物資を積んで検問所へ向かうトラックの車列がみられた。世界各国や国際団体から送られた物資の一部は、すでに数日前に境界まで到達している。
ガザ側に集まった多くの避難民の中には、親族を訪ねていたパレスチナ米国人の家族もいる。武力衝突が始まって帰国できなくなり、ラファの境界が再開すると聞いて車でやってきたが、再開の見通しがないまま立ち往生している。
国連人権理事会の任命でパレスチナの人権状況を調査している特別報告者のフランチェスカ・アルバネーゼ氏は14日、イスラエルが戦争に紛れてパレスチナ人への「民族浄化」を実行していると非難した。
イスラエルのエルダン国連大使はこの主張を「全くのうそ」と呼んで反発し、アルバネーゼ氏は反ユダヤ主義者だと糾弾した。