イラン最高指導者、イスラエルの「民族浄化」を非難
(CNN) イランの最高指導者ハメネイ師は17日、パレスチナ自治区ガザ地区に対する「残虐行為」が続くなら「イスラム教徒と抵抗勢力が忍耐を失いかねない」とし、そうした人々の行動を誰も阻止できなくなると述べた。
ハメネイ師はイラン首都テヘランで演説し、「世界はシオニスト政権によって行われた民族浄化を目撃している。全ての当事者は、ある集団がシオニストの犯罪に対して行動を起こすことを阻止するよう誰かに求めることは控えるべきだ」と述べた。
今月7日に始まったイスラム組織ハマスによるイスラエル攻撃について、イランとの直接的な関与は示されていない。しかし、米国もイスラエルも、イランがハマスの主要な支援国であると指摘している。
イランはあらゆる関与を否定している。
米国のバイデン大統領はイランに対して、中東での行動に「注意」するよう警告した。フランスのマクロン大統領とドイツのショルツ首相もイランがイスラエルとハマスの衝突に介入して、事態を拡大させないよう警告している。