イスラエル軍、2日連続でガザ難民キャンプを攻撃 大規模な爆発
(CNN) イスラエル軍は1日、前日に続いてパレスチナ自治区ガザ地区のジャバリヤ難民キャンプを攻撃した。大規模な爆発があり、建物が崩壊する大きな被害が出ている模様だ。
1日の爆発現場を撮影した映像では、ファルージャのジャバリヤ地区にできた深いクレーターの周辺が壊滅的に損壊している。人々ががれきをどけながら遺体を探している様子も映っている。
CNNはイスラエル軍にコメントを求めている。
イスラム組織ハマスが実効支配するガザ地区の市民防衛隊は、攻撃で多くの人が死亡し、「多数」がまだがれきに埋もれているとして、難民キャンプでの「二つ目の大虐殺」と形容した。
イスラエル軍は前日の10月31日にもジャバリヤ難民キャンプを空爆した。医療関係者によると、この攻撃で数百人が死傷した。CNNが確認した映像には、同難民キャンプに最も近い医療施設であるインドネシア病院の外に遺体の長い列ができている様子が映っている。
イスラエル軍は31日の攻撃はハマスのイブラヒム・バイヤリ司令官を標的としたもので、バイヤリ氏を殺害したと明らかにした。同軍によると、ビアリ氏は10月7日のイスラエルへの襲撃に関与した司令官の一人。ハマスの襲撃では1400人超が殺害され、数百人が人質に取られている。