イエメンの武装組織フーシがイスラエル攻撃 紛争拡大の恐れも
(CNN) イスラエル軍は31日、敵対国イランの支援を受けるイエメンの反政府武装組織フーシからの空爆を阻止したと発表した。イスラエルとイスラム組織ハマスの衝突が、地域紛争に拡大する事態も懸念されている。
フーシの報道担当者は傘下のテレビ局アルマシラを通し、パレスチナ住民を支援する作戦の「第3弾」として、イスラエルの標的に向け、多数の弾道ミサイルとドローン(無人機)を発射したと述べた。イスラエルが「侵略」をやめるまで、さらに攻撃を仕掛ける計画があるとも語った。
フーシはイエメン国内で、イスラエルのガザ攻撃に抗議するデモも主催している。
イスラエル軍は声明で、防空システム「アロー」を使って紅海方面から発射された地対地ミサイルの迎撃に成功したと発表した。
アローは高高度での迎撃用に設計されたシステムで、フーシが先進的な長距離ミサイルを使ったことがうかがえる。
イスラエル軍は、すべての脅威を領空外で迎撃したと主張している。