ガザ最南端ラファに押し寄せる避難民、2日間で数万人
(CNN) パレスチナ自治区ガザ地区最南端のエジプト境界に位置するラファに、この2日間で何万人もの避難民が押し寄せている。
イスラエル軍が3日、ガザ南部を含む地区全域に地上作戦を拡大すると発表したことを受けた動きだ。
国連人道問題調整事務所(OCHA)が5日に出した声明によると、ラファ市内の避難所はすでに定員をはるかに超えたため、新たに到着した避難民は路上や空き地にテントなどを設けている。
OCHAによれば、ガザ全体で避難した住民約180万人のうち100万人近くは、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)がラファ、ハンユニスなど南部の99カ所で運営する避難所に身を寄せている。
OCHAは声明で、南部の避難所では定員超過と劣悪な衛生状態のため、感染症や下痢、呼吸器疾患、皮膚病、シラミなどの症例が増えていると警告した。
4日には、複数の避難所から肝炎流行の報告があったと発表していた。