イスラエル軍、ガザ南部ハンユニスを包囲 参謀総長
(CNN) イスラエル軍のハレビ参謀総長は5日、同軍がパレスチナ自治区ガザ地区南部のハンユニス市を包囲していると明らかにした。同市はガザ地区でガザ市に次いで大きな都市。
ハレビ氏は「戦争が始まって60日になる。イスラエル軍はいま、ガザ地区南部のハンユニスを包囲している」と明らかにした上で、「同時に北部でも戦果を確固たるものにする取り組みを続けている」と述べた。
ハレビ氏の発言の前に、イスラエル軍はハンユニスの「中心部」で作戦を展開していると発表していた。
同軍はまた、ガザ北部にいるイスラム組織ハマスへの攻撃を完了させるために、北部にあるジャバリア難民キャンプの「包囲を完了した」ことも明らかにした。
ハレビ氏は同軍が「地上作戦の第3段階」に入っていると発言。だが、それが具体的に何を意味するのかは示さず、「北部にあるハマスの拠点の多くを押さえ、現在は南部にあるハマスの拠点に対して作戦を行っている」と説明するにとどまった。
記者にガザの人道状況について尋ねられたハレビ氏は、ガザに運び込まれている人道支援物資を指し、政府の決定と国際法に従って最大限取り組んでいるとの見解を示した。