ハマス幹部2人殺害、中央情報司令部への攻撃で イスラエル軍主張
(CNN) イスラエル軍は7日、パレスチナ自治区ガザ地区での攻撃で、イスラム組織ハマスの幹部2人が「数日前に」死亡したと主張した。
死亡した2人のうち1人はハマスの軍事情報部隊の上級工作員で、もう1人と共に、中央情報司令部へのイスラエル軍の攻撃で死亡したという。殺害場所は具体的に示さなかった。
同軍の声明には「この司令部はガザ各地から寄せられる現地情報をまとめる役割を担っていた。戦闘行為を指示するハマスの重要な戦略拠点として機能し、イスラエル軍兵士への攻撃を支援していた」とある。
CNNはイスラエル軍の主張についてハマスに問い合わせている。
約2週間前に記者らの取材に応じたイスラエル軍の高官は、ハマスの上級工作員の殺害にある程度成功しているとイスラエルは考えているとの見方を示した。
同高官は、ハマスの軍事部門は24個の大隊で構成されており、うち10個は先月7日以降のイスラエル軍の攻撃で大きなダメージを被ったとイスラエルはみていると明らかにした。
同高官によると、ガザ北部の一部の大隊は指揮官を4人以上失い、その数はそうした大隊の上級指揮官の半分以上にあたるという。
作戦の指揮を取れる人が減っているために、ハマスの軍事部門の指導部は反撃命令を出すことが難しくなったと同高官は指摘した。戦争の最中に指揮官の交代は不可能との考えも示した。