軍の施設や警察署に相次ぐ襲撃、兵士23人死亡 今年最多の犠牲者 パキスタン
パキスタン・イスラマバード(CNN) パキスタン北西部のカイバル・パクトゥンクワ州で12日、男6人が大量の爆弾を積んだトラックを運転して軍の施設への突入を試み、兵士23人が死亡した。パキスタン軍が明らかにした。
今年は全土で武装集団による襲撃が急増しているが、今回犠牲になった兵士の数は、今年に入って最も多かった。
軍によると、カイバル・パクトゥンクワ州では同日、デライスマイルカーン地区でも警察署などが襲撃され、武装集団の54人が死亡した。
同国暫定内相はX(旧ツイッター)への投稿で「警察署に対するテロ攻撃」を非難し、人命の損失に深い哀悼の意を表した。
今回の攻撃についてはイスラム武装集団テーリク・エ・ジハード・パキスタン(TJP)が犯行を認める声明を出した。
パキスタンは約2カ月後に総選挙を控えている。