イランで連続爆発、103人死亡 米殺害の司令官の墓周辺
(CNN) イラン南東部の都市ケルマンで3日、爆発が2回あり、少なくとも103人が死亡、188人が負傷した。現場付近には、4年前に米軍に殺害されたイラン革命防衛隊のソレイマニ司令官の墓がある。イラン当局者は爆発についてテロ攻撃との見方を示した。犯行声明は出ていない。
中東では昨年10月にイスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘が始まって以来、緊張が高まっているが、状況が一段と悪化する恐れがある。
イラン国営テレビによると、爆発の少なくとも1回は爆弾によるもので、当日はソレイマニ氏の命日だった。
国営イラン通信IRNAは、人々が追悼でソレイマニ氏の墓を訪れていた中、1回目の爆発はソレイマニ氏の墓から700メートル、2回目の爆発は1キロ離れた場所で発生したと報じた。
イラン国営テレビIRINNは、1回目の爆発はソレイマニ氏の墓の近くに止まっていた車の中にあったスーツケース内の爆弾によるもので、遠隔操作で起爆されたようだと報じた。
バヒディ内相は1回目の爆発は午後3時に発生し、その20分後に2回目の爆発があったと明らかにした。