息子をアパートに2年間放置、母親に禁錮刑 仏西部
(CNN) フランス西部シャラント県の街ネルサックで、アパートに9歳の息子を2年間放置した母親が、このほど禁錮1年6カ月の刑を言い渡された。
フランスのCNN提携局BFMTVによると、男児は2020年から22年まで自宅アパートに1人で放置され、菓子や缶詰、盗んだトマトなどを食べて生き延びていた。
母親は5キロ離れた別のアパートでパートナーと暮らし、息子の部屋は「時々」訪れる程度だった。
ネルサックのクチュリエ市長によると、男児は温水や暖房が使えないことも多かったが、学校には通い続け、成績も優秀だった。
クチュリエ氏らは、22年5月に母親が市の窓口で生活苦を訴えた際、食事券を断って加工食品を持ち帰ったことに不審を抱いた。さらに近隣住民から子どもが1人で暮らしているとの情報が入ったことから、警察に通報した。
男児は22年9月以降、福祉当局に保護されているという。