パリとベルリン結ぶ直行夜行列車が誕生、今秋には毎夜運行へ
(CNN) オーストリア連邦鉄道はこのほど、パリとベルリンを直接結ぶ夜行の旅客列車の運行を開始した。
両都市は訪問客の多さでは欧州で首位を競っているが、相互を結ぶ鉄道路線は「伝統的に非常に乏しい」とされ、直行の列車は1990年代以降はなかった。
運行が始まった列車は当面は、仏ストラスブールや独フランクフルトを経由しての週3本となっている。ただ、今年秋には毎夜1本の運行に切り替わる予定。「ナイトジェット」とも呼ばれる列車で、ビジネスの出張客や観光客に高度な直行サービスを提供すると宣伝している。
料金は33米ドル(約4785円)から始まり、寝台車は1人あたり105ドルからとなっている。最近、他の鉄道路線に導入されたナイトジェットと共に、需要は高まると期待している。
パリとベルリンを直接つなぐ列車については、フランス国鉄とドイツ鉄道が日中にも走らせる計画を進めている。今年中に高速列車TGVを導入するもので、実現すれば両都市は約7時間で結ばれることになる。