投げ付けられた物が歌手ハリー・スタイルズの目を直撃、アーティストの被害後を絶たず
(CNN) 英歌手ハリー・スタイルズがオーストリアのウィーンで8日に行った公演中、ステージに向かって投げ付けられた物に目を直撃されるハプニングがあった。
観客がSNSに投稿した動画には、ステージ上を歩くスタイルズの目に何かが当たった瞬間の様子が映っている。スタイルズは目を手で押さえて痛みに腰をかがめ、その後姿勢を立て直すと再び歩き始めていた。
スタイルズが公演中に物を投げ付けられたのは今回が初めてではなかった。2022年にも米ロサンゼルスの公演で、ステージ上に投げ込まれたキャンディーの「スキットルズ」に顔面を直撃されていた。
スキットルズのメーカーは事態を受け、「こんなことを言う必要があるとは思わなかった。どうかスキットルズを投げないで」とツイッターで呼びかけた。
ほかにもドレイク、ビービー・レクサ、ケルシー・バレリーニ、エイバ・マックスなどのアーティストが相次いで、ステージに向かって投げ付けられた物に当たる被害に遭っている。
レクサとドレイクは携帯電話を投げつけられ、レクサは目に重傷を負った。
バレリーニは6月の公演中、飛んで来たブレスレットが顔面に当たり、歌を中断してステージを降りた。マックスはステージに乱入した観客に顔を殴られ、この観客は警備員に取り押さえられた。
後を絶たない被害に対してアーティスも警戒感を強め、アデルは今月、ラスベガスの公演で観客に向かって「アーティストに物を投げ付けるのはやめて」と訴えた。