英テレビ局の元司会者、61歳でアルツハイマー病の診断

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テレビ元司会者のフィオナ・フィリップスさん/Simon Jacobs/Lnp/Shutterstock

テレビ元司会者のフィオナ・フィリップスさん/Simon Jacobs/Lnp/Shutterstock

ロンドン(CNN) 英ジャーナリストでテレビ司会者のフィオナ・フィリップスさんが、61歳でアルツハイマー病と診断されたことを明らかにした。

フィリップスさんは英大衆紙デイリー・ミラーの独占インタビューの中で、母、父、おじなど自身の家族もアルツハイマー病を患っていたと告白。「この病は私の家族をむしばみ、今度は私にやって来た。その影響を受けている様々な年代の人たちが国中にいる。あまりに痛ましい」と語った。

フィリップスさんはかつてITVの朝番組で司会を担当し、現在はミラー紙でコラムニストを務めている。

同紙によると、フィリップスさんは不安や頭がはっきりしないなどの症状があり、1年前にアルツハイマー病と診断された。いつかそうなることは覚悟していたが、それでもショックだったと振り返る。

それまで自身の症状は閉経に関連していると考え、アルツハイマー病については「80歳になったらかかるかもしれないもの」と思っていたという。

アルツハイマー病の診断には、何よりも「怒り」を感じたと振り返った。

現在はロンドン市内の病院で、病気の進行を遅らせる可能性のある治療薬「Miridesap」の臨床試験に参加しているといい、「将来的にほかの人たちの状況を改善できる治療薬の発見に自分が貢献できることを、ただ願っている」と語る。

1日3回の薬の投与は、夫のテレビ局記者マーティン・フリゼルさんが助けてくれていると言い添えた。

診断されてからの生活については、ただ普段通りに暮らしていると説明し、「ほかにどうすれば? 仕事はやめたくない。座って自分の指をもて遊んでいたいとは思わない」と語った。

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