遊泳の女性、サメに襲われ負傷 右脚かまれ大量出血 シドニー港
オーストラリア・ブリスベン(CNN) オーストラリア東部シドニーのシドニー港で、女性がサメに襲われて負傷した。有名なシドニーオペラハウスからそれほど離れておらず、当局はサメの活動が活発になる夜明けや夕暮れ時は遊泳しないよう呼びかけている。
地元メディアによると、ローレン・オニールさんは29日夕、高級住宅街のエリザベスベイにある私設の埠頭(ふとう)から遊泳に出かけ、サメに襲われた。
傷痕を見た専門家は、オニールさんを襲ったのはオオメジロザメだったと推定している。オオメジロザメは成体で体長約3.5メートル。この時期は水温の高いシドニー港に頻繁に姿を見せる。
オオメジロザメは1月から2月のシドニー港でより頻繁に見られるという/Gerard Soury/The Image Bank RF/Getty Images
シドニー港は500万人以上の市民らが通勤に使ったり、遊泳や散歩を楽しんだりする憩いの場として親しまれている。
シドニー港で人がサメに襲われたのは2009年以来。この時はオーストラリア海軍の潜水士がグリーン島近くでオオメジロザメに襲われ、腕を引きちぎられた。