ナワリヌイ氏の死、西側諸国が政治利用 ロシア国連大使が非難
(CNN) ロシアのネベンジャ国連大使は、西側諸国がロシアの反体制派指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏の死を政治利用していると非難した。
ネベンジャ氏によるとナワリヌイ氏の死についての調査は「まだ結論が出ておらず」、「正確な死因」は公開されていない。
国連安全保障理事会でメディア取材に報じた同氏は、「西側の同僚は死の責任がプーチン政権にあるとの主張に飛びついている」と指摘した。
これより前、クレムリン(ロシア大統領府)はナワリヌイ氏が死亡した状況について調査中であり、現時点で結果は不明だと述べていた。
複数の国々がナワリヌイ氏の死を巡り、自国駐在のロシア大使を召喚している。19日にはスペイン、スウェーデンの両外相がそれぞれの国のロシア大使を召還した。
16日にはナワリヌイ氏死亡の報道を受け、英国とドイツが同様の措置に踏み切っていた。