ウクライナからロシアに連れ去られた子ども、11人が新たに帰還
(CNN) ウクライナからロシアに連れ去られた子どもたちのうち、新たに11人が帰還して家族と再会した。
ウクライナ議会人権委員会のルビネツ氏がX(旧ツイッター)を通し、2歳の双子を含む女子6人と男子5人が20日に帰還したと発表。最年少が2歳、最年長は16歳だと述べた。
16歳の少年は仏AFP通信に「家族と一緒なら、もうつらくない」と話した。
子どもたちの帰還はカタールが仲介し、国連児童基金(ユニセフ)が支援した。
ウクライナはこれまで、ロシアによる侵攻開始以降、数千人の子どもたちがロシア支配地域に連れ去られたと主張してきた。
国際刑事裁判所(ICC)は昨年3月、ウクライナの子どもの強制移送計画に関与した疑いで、プーチン大統領と当局の担当者に逮捕状を出した。
ロシア政府は子どもの連れ去りを認め、ロシアの家庭が養子に迎えたと宣伝している。