フーシ攻撃の貨物船が紅海で沈没、大規模な「環境汚染」を懸念

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貨物船「ルビマー」の衛星画像=1日、紅海/Maxar Technologies via AP

貨物船「ルビマー」の衛星画像=1日、紅海/Maxar Technologies via AP

(CNN) イエメン暫定政権当局者は2日、紅海で12日前に同国の反政府武装組織「フーシ」のミサイル攻撃を受けて損傷していた貨物船「ルビマー」が沈没したと報告した。

暫定政権のムバラク首相はSNS上で、沈没はイエメンや周辺諸国がこれまで直面したことがないような「環境災害」であると警告した。

同船はベリーズ船籍で、英国で登録され、所有者はレバノン人となっている。約4万1000トンの肥料を積んで航行。フーシが発射した弾道ミサイル2発のうちの1発が当たり、乗組員は避難を強いられていた。

米政府当局者の2人は以前、ルビマーの損傷で紅海上には長さ18マイル(約29キロ)の油膜状のものができたと証言。衛星画像では同船が油を漏出し続けていることも確認された。

ただ、油膜状と化しているものの種類は不明となっている。

フーシは紅海やアデン湾でここ数カ月、商船を狙ったミサイル攻撃などを繰り返しているが、ルビマーが受けた被害は最悪規模と受け止められている。フーシは一連のミサイル攻撃についてパレスチナ自治区ガザ地区でイスラエルが起こした戦争への報復行動と主張している。

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