ウクライナ、ロシアのエネルギー施設にドローン攻撃

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スモレンスク州のアノヒン知事がSNSに投稿した動画の一コマ/From Vasiliy Anokhin/Telegram

スモレンスク州のアノヒン知事がSNSに投稿した動画の一コマ/From Vasiliy Anokhin/Telegram

(CNN) ウクライナ当局の情報筋によると、ウクライナ軍は20日未明、ロシアの8州にある燃料庫や配電所などを長距離攻撃型ドローン(無人機)で攻撃した。

情報筋によると、ロシア国防省は西部のベルゴロド、ブリャンスク、クルスク、トゥーラ、スモレンスク、リャザン、カルーガ、さらにモスクワの各州にドローン数十機が飛来し、少なくとも配電所3カ所と燃料庫1カ所が損壊、出火したことを認めた。

作戦はウクライナ保安局(SBU)と国防省情報総局、軍特殊部隊が共同で、ロシアの軍用、産業用施設にエネルギーを供給する施設を標的に実施したという。

SNSに投稿された映像には、スモレンスク州の燃料庫が炎上する場面が映っている。

同州のアノヒン知事はSNS「テレグラム」への投稿で、午前2時ごろにウクライナのドローンがエネルギー施設への攻撃を図ったが、防空部隊が撃墜したと発表。死傷者の情報を確認中だと述べた。

アノヒン氏は、無人機の破片が落下して燃料と潤滑油のタンクに火がつき、ロシア緊急事態省が出動していると主張した。

同氏はさらにこの日の昼前、防空部隊が州中心部に対する別のドローン攻撃を阻止したと投稿した。

ブリャンスク州のボゴマズ知事は20日、撃墜された無人機が原因でエネルギー施設が炎上したと発表。消防、救急チームが現場に出動し、電力供給を維持していると述べた。

ウクライナ軍は最近、ロシア内部のインフラ施設に対し、高度な長距離ドローンを使った越境攻撃を強化している。

一方、ウクライナ東部の前線では戦況が悪化していると伝えられる。

米下院では20日、ウクライナへの追加軍事支援に向けた緊急予算案が可決された。

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