スペイン首相、公務取りやめ 妻の汚職調査めぐり
(CNN) スペインのサンチェス首相は24日、首相を続投するかどうかを「熟考」するため来週まで公務を取りやめると発表した。裁判所はこの数時間前にサンチェス氏の妻ベゴニャ・ゴメスさんに対する調査を開始したと発表した。
サンチェス氏はX(旧ツイッター)に、首相を続けるかどうかの決断を29日に発表すると投稿した。
社会労働党のサンチェス氏はXで、裁判所が同氏の妻に対する調査を開始したのは「マノス・リンピアス(清潔な手)と呼ばれる極右組織の要請に基づき、妻のビジネス取引における利益誘導と汚職の疑惑を調査するためだ」と述べた。
サンチェス氏は、妻は無実を主張し、司法制度に協力すると述べた。サンチェス氏はマノス・リンピアスの申し立ては、一部の「右派・極右」と呼ばれるデジタルメディアが報じた「疑惑の情報」に基づいているようだと述べた。
サンチェス氏は続投すべきか辞任すべきかについて「立ち止まって考える必要がある」と述べた。