「家族全員死んでしまった」 イスラエル軍がラファを爆撃、22人死亡と病院関係者

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イスラエル軍による空爆で命を落とした犠牲者の親族ら=29日、パレスチナ自治区ガザ地区南部ラファ/Abed Rahim Khatib/Anadolu/Getty Images

イスラエル軍による空爆で命を落とした犠牲者の親族ら=29日、パレスチナ自治区ガザ地区南部ラファ/Abed Rahim Khatib/Anadolu/Getty Images

ガザ地区ラファ(CNN) パレスチナ自治区ガザ地区南部のラファで29日にかけての一晩の間にイスラエル軍が空爆を行い、現地の病院の関係者によると少なくとも幼児1人、乳幼児1人を含む22人が死亡した。

死亡した人々は攻撃後に病院へ運ばれた。そこで遺族らが集まり、最後の別れを告げた。

CNNのために撮影した動画には、病院の中庭に遺体を入れた袋が複数並べられ、そこに数十人の人々が苦悩の表情を浮かべて集まる様子が映っている。

少なくとも一人の赤ちゃんの頭が遺体袋から出ているのが見える。その横で女性が「家族全員が死んでしまった」と叫んでいる。

赤ちゃんのおじに当たる男性によれば、家族は自宅にいて何もしていなかった。自宅に予期せぬ爆撃が行われた時には全員が就寝していた。殺された、もしくは家を追われた人々の大半は、女性と子どもだったという。

イスラエル国防軍(IDF)は、29日のラファ爆撃に関するCNNの質問に答え、声明を発表。自軍の戦闘機が「テロの標的を爆撃した」と述べた。そこではテロリストらが、ガザ南部の非軍事地域内で活動していたという。

その上で「IDFは今後もテロ活動を阻止し、イスラエル人の市民を守り続ける。国際法に沿う形で」と付け加えた。

CNNはこれらの主張を独自に確認できていない。

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