イスラエル軍のラファ攻撃、空爆から地上作戦に拡大 衛星画像で確認

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5月6日に衛星画像(左)と7日の画像(右)にはガザ地区ラファでの被害が写っている/Planet Labs, PBC

5月6日に衛星画像(左)と7日の画像(右)にはガザ地区ラファでの被害が写っている/Planet Labs, PBC

(CNN) イスラエル軍がパレスチナ自治区ガザ地区南部のラファで行っている軍事作戦が、空爆から地上作戦に拡大していることがCNNが入手した衛星画像で示されている。

CNNは米衛星企業プラネット・ラボの複数の画像で作戦の拡大を確認した。

画像では、ガザ地区とエジプトの境界にあるラファ検問所のすぐ近くでイスラエル軍が軍事作戦を展開していることも示されている。同軍は6日に同検問所のガザ側を制圧した。画像では同軍が検問所のゲートから1.6キロ超の範囲に展開している様子が確認できる。

CNNが以前報じたように、そうした地上作戦はラファでの多数の軍事攻撃により中断されたが、現在も続いているようだ。

ある画像では、直近の攻撃の煙がまだ上がっている。24時間で多くの建物が攻撃により完全に破壊されている。

ブルドーザーなどの重機で破壊されたとみられる建物もある。画像では車両が動き回った跡や広範にわたって荒らされた土地もみられる。またCNNはイスラエル軍の一部の車両がブルドーザーでならされたあたりに集まり始めているのを確認した。一時しのぎの前線基地である可能性がある。

こうした新たな動きは昨年10月下旬の最初の地上侵攻や、以降行われた作戦に酷似している。ガザ北部への侵攻時、イスラエル軍は地上部隊が移動する直前に空爆を実施。その後、装甲が施されたブルドーザーが戦車などの軍事車両と共に侵攻し、建物を破壊した。

イスラエル軍は8日の声明で、ラファ東部の特定地域で精度の高い対テロ作戦を実施中だと説明。また、「テロリストを排除し、テロリストのインフラや地下への出入り口を数カ所で発見した」と主張した。

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