強風で選挙集会のステージ崩れる、9人死亡 メキシコ
(CNN) メキシコ北東部ヌエボレオン州で22日、大統領選候補者が集会を開いていた会場のステージが強風で崩れ、9人が死亡、121人が負傷した。
同州知事が明らかにしたところによると、死者には子ども1人が含まれる。負傷者の一部は手術を受けているという。倒れたステージの下で身動きが取れなくなっている人々の救出作業も進められている。
大統領選候補のホルヘ・アルバレス・マイネス氏(38)は、自身にけがはなかったと明らかにした。同氏はロイター通信に、突風が吹いてステージが崩れ、事故につながったと説明した。
SNSにはステージが突風で崩れた瞬間をとらえた複数の映像が投稿された。大型のスクリーンなどの構造物がステージや観客エリアの一部に倒れる中、イベント運営のスタッフらが逃げ惑う様子が映っている。
会場近くでは雷雨が観測され、時速40〜50キロの強風が吹いたとみられる。
アルバレス・マイネス氏は全ての選挙活動を取りやめ、被災状況を見守るために同州にとどまると明らかにした。同氏は中道左派の市民運動党の候補に指名されているが、本命視されていない。
同国では来月2日に大統領選や州知事選が行われる。