カンラオン火山が噴火、高さ5000メートルの噴煙 フィリピン

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噴火したカンラオン山の噴煙が星空に立ち上る様子を捉えた画像/Courtesy of Dollet Demaflies/Handout/AFP/Getty Images

噴火したカンラオン山の噴煙が星空に立ち上る様子を捉えた画像/Courtesy of Dollet Demaflies/Handout/AFP/Getty Images

(CNN) フィリピン中部ネグロス島にあるカンラオン火山で噴火が発生し、住民数百人が4日、避難を強いられた。噴煙の高さは5000メートルに上り、航空便数十便が欠航になった。

フィリピン火山地震研究所によると、カンラオン火山は3日夜に6分間噴火し、「強い地震」を引き起こした。周囲の村が降灰や硫黄臭の影響を受ける恐れがあるという。

SNS上の画像には、噴煙が星空に立ち上る様子が映っている。厚い灰が周囲の村を覆っている光景を捉えた画像もある。

フィリピン民間航空当局によると、国内線3社の60便あまりが夜間に欠航となり、5000人を超える乗客に影響が出た。

バコロド ・シライ空港は4日午前11時までに運用を再開したものの、乗客は遅れに直面することが予想される。

カンラオン火山の警戒レベルが5段階の「2」に引き上げられたことから、地元当局は半径3キロ以内に住む住民全員に強制避難を命じた。

カンラオン火山はフィリピンにある24の活火山のうちの一つで、フィリピン列島で4番目に人口が多いネグロス島に位置する。二つの州にまたがっており、標高は2465メートルに達する。

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