イスラエルのガザ中部の軍事作戦、交渉に「悪影響」 エジプト
(CNN) エジプトの当局者は10日までに、CNNの取材に対し、イスラエルがパレスチナ自治区ガザ地区中部のヌセイラト難民キャンプで行った軍事作戦について、ガザでの戦闘終結に向けた交渉に「悪影響」を与えると語った。
停戦交渉に詳しいエジプトの当局者は、交渉が簡単なものにはならないとの見通しを示した。
イスラエルはガザ中部で4人の人質を救出する軍事作戦を実施した。ガザの病院によれば、この軍事作戦に伴い200人以上のパレスチナ人が死亡したほか、多数が負傷した。
CNNはこうして報道された死傷者数を独自に確認できていない。死傷者数については民間人と戦闘員の内訳も明らかでない。
エジプトはカタールとともに、イスラエルとイスラム組織ハマスとの間の交渉を取り持っている。
米国のブリンケン国務長官は先週、中東諸国と一連の電話会議を実施した。これは、ガザでの戦闘を一時停止する最新のイスラエルからの停戦と人質解放をめぐる提案を受け入れるようハマスに対して促す取り組みの一環だった。
米国務省の報道官は先に、ブリンケン氏が週内にも中東を訪問し、人質全員の解放を確実にする停戦合意の必要性について関係各国と協議を行うと明らかにしていた。