ハマスの停戦合意急ぐバイデン米政権、中東諸国に圧力を要請 

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ブリンケン米国務長官=5月22日、米ワシントンDC/Andrew Harnik/Getty Images

ブリンケン米国務長官=5月22日、米ワシントンDC/Andrew Harnik/Getty Images

(CNN) バイデン米政権は先週、イスラエルが示したパレスチナ自治区ガザ地区での停戦と人質解放に関する最新の提案を受け入れるようイスラム組織ハマスに圧力をかける一環として、カタール、エジプト、トルコに対し、具体的な脅しをかけるよう求めた。

米当局者らはこれまでにもハマスに対し、以前の停戦案を受け入れるよう公に求めてきたが、各国に具体的に要求し、全面的に圧力をかけたことはなかった。

ブリンケン米国務長官は5月31日以来、この地域の主要人物らと10回近く電話会談を行っており、国務省の高官らも総力を挙げて取り組んでいる。

マクガーク米中東調整官は今週、エジプトを訪問。バーンズ米中央情報局(CIA)長官は交渉に弾みをつけるためカタールを訪問したが、米当局らは進行中の外交努力の機密性を理由に今のところ訪問の内容について沈黙を守っている。

バイデン氏が先週発表したイスラエルの最新の提案に対し、ハマスが5日に示した最初の反応は依然として両者に大きな隔たりがある可能性を示唆しているようにみえる。バイデン氏の説明を歓迎する一方で、仲介者が示した提案を見たハマスは「バイデン氏の声明に含まれていた建設的な基盤が全くないことが判明した」と述べた。

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