NZ首相、民間機に乗り換えて来日 専用機が故障
(CNN) ニュージーランドのラクソン首相は16日に訪問先の日本へ向かう途中、搭乗していた軍の専用機が故障したため、民間機に乗り換えて到着した。
ラクソン氏は財界人らとともに、軍のボーイング757型機で東京へ向かった。
給油のために立ち寄った南太平洋の島国、パプアニューギニアの首都ポートモレスビーで機体に問題が発生し、飛行が続けられなくなった。専用機には、30年以上前に製造された古い機体が使われていた。
同行した50人ほどの実業家の中に、ちょうどニュージーランド航空のフォラン最高経営責任者(CEO)がいた。フォラン氏の調整で、ニュージーランドのオークランドから東京へ向かっていた便が緊急着陸し、ラクソン氏らはそちらに乗り換えることができた。
ラクソン氏自身も政界に入る前の7年間、同航空のCEOを務めていた。
コリンズ国防相は国内ラジオ局とのインタビューで、「恥ずかしい」状況だったとコメント。「我々の飛行機はとても古いのに、新品のような機能が期待されている」と指摘した。
2022年には、当時のアーダーン首相の一行が南極のスコット基地から戻る際に専用機の故障で足止めされ、イタリア軍機で運ばれる一幕があった。