NZ、就労ビザの規則を強化 「持続不可能」な移民流入で
(CNN) ニュージーランドは9日までに、言語や技能に関する基準を導入するなど就労ビザに関する規則を強化したと明らかにした。「持続不可能」な移民の流入に対処するためとしている。
今回の規制強化はニュージーランドの就労ビザ「AEWV」に関するもので、即座に施行される。スタンフォード移民相は声明で、規制強化により、地元の労働市場をより良く試験し、国民が失業する危険性を減らすと述べた。
声明によれば、昨年は17万3000人の非ニュージーランド人が移住した。
スタンフォード氏は、教育などの分野では依然として技能を持つ人材が不足しているとしつつ、同時に、技能者が不足していない仕事にはニュージーランド人が雇用の最前線に置かれる必要があると指摘した。
今回の規制強化では、最低基準の英語力や、実務経験や資格という形での新たな最低限の技能の要件が導入されたほか、AEWVでの滞在継続許可の上限が5年から3年に短縮される。