エクアドル全土で停電、病院や地下鉄に影響 猛暑の中でエアコン使えず
(CNN) 南米エクアドルで19日、全国規模の停電が発生し、人口1700万人が電気を使えない状態となった。
当局によると、停電は国の電力システムの保守と送電の問題が原因。19日夜の時点で国内の95パーセントが復旧した。
停電の影響は全土の病院、住宅、地下鉄などに及んだ。エクアドルは干ばつの影響で発電が難しくなり、数カ月前にダニエル・ノボア大統領が全土で1日8時間の停電実施を発表していた。
首都キトでは、子ども病院を含む二つの病院で停電が発生。いずれも発電機を使って運営を続けた。
最大都市グアヤキルでも二つの病院が停電に見舞われ、CNNの取材に応じた医師は「電力は途切れたが、自前の(発電機)がある」と話した。
30度を超す猛暑の中で、グアヤキルの住民は「耐えられない。こんなに蒸し暑いのに、エアコンも通風機も使えない」「それに水も出ない」と訴えた。