警官が洋弓銃で撃たれる、内相は「テロ」 セルビア首都のイスラエル大使館

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事件現場付近に派遣された警官ら=29日、セルビア首都ベオグラード/Marko Drobnjakovic/AP

事件現場付近に派遣された警官ら=29日、セルビア首都ベオグラード/Marko Drobnjakovic/AP

(CNN) セルビアの首都ベオグラードのイスラエル大使館で29日午前11時ごろ、警官がクロスボウ(洋弓銃)で首を撃たれ負傷した。ダチッチ内相はテロと断定した。

現地のCNN提携局によると、撃たれた警官が容疑者の男を射殺した。同局は、この警官が病院へ運ばれ、矢の摘出手術を受ける見通しだと伝えた。

ダチッチ氏は「テロ攻撃に間違いない」と述べ、すでに関係者とみられる数人が逮捕されたことを明らかにした。容疑者の身元は判明していないという。

同氏によると、容疑者は持っていたかばんから洋弓銃を取り出し、警官の首に矢を撃ち込んだ。警官はただちに銃を抜き、容疑者に向かって数回発砲した後、地面に倒れた。容疑者は約30分後に死亡した。

同氏は、警察と治安当局に名を知られた人物らの関与を示す形跡があると述べ、「イスラム教ワッハーブ派のメンバーのことだ」と言明した。

イスラエル外務省も「テロ未遂」だとする声明を出した。職員にけがはなかったという。

イスラエルのカッツ外相は29日、X(旧ツイッター)への投稿で、セルビア政府の協力に感謝の意を表し、「負傷した警官の早期回復を祈る。テロは容認できない」と述べた。

パレスチナ自治区ガザ地区でイスラエル軍の攻撃が続くなか、欧州各地でイスラエルやユダヤ教に関連する施設が襲われる危険性が高まり、警戒が強化されている。

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