レバノンでまた通信機器爆発、20人死亡 2日連続

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中東レバノンの各地で18日、通信機器が爆発し、少なくとも20人が死亡した/Hassan Hankir/Reuters

中東レバノンの各地で18日、通信機器が爆発し、少なくとも20人が死亡した/Hassan Hankir/Reuters

(CNN) 中東レバノンの各地で18日、通信機器が爆発し、少なくとも20人が死亡した。同国では前日にもポケットベル型の通信機器が相次いで爆発し、イスラム教シーア派組織ヒズボラのメンバーを含む12人が死亡した。

レバノン保健省は18日の爆発では450人が負傷したと発表。前日の爆発での負傷者は2800人超としている。

治安筋はCNNに、18日に爆発したのはトランシーバーだと明らかにした。初期情報では首都ベイルート郊外と同国南部でそれぞれ15〜20回の爆発があったとみられるという。

情報筋によると、トランシーバーは葬式や行進などでの群衆を管理する任務に当たるスタッフのみに配布されており、17日に爆発したポケベルほど広く使用されていないという。

匿名希望のある人物はCNNに、ヒズボラのメンバーの葬儀に参列していたところ爆発があり、大きな音が聞こえた後に悲鳴が上がったと様子を語った。トランシーバーを持っていた男性の両手は吹き飛び、血まみれになったとされている。

レバノンの民間防衛隊は、トランシーバー爆発後に住宅や商店で発生した火災60件の消火活動にあたっていると明らかにした。うち1件はリチウム電池の店で発生したという。また車両15台とバイク数十台、指紋関連の装置2台でも火災が発生した。

17日の爆発では、レバノンもヒズボラも爆発の責任はイスラエルにあるとして非難した。

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