イスラエル軍、ヒズボラの兵器庫を攻撃
(CNN) イスラエル軍は19日、レバノン南部にあるイスラム教シーア派組織ヒズボラの兵器庫などを攻撃したと明らかにした。30基の発射装置と、発射装置の円筒などが置かれているインフラ施設を空軍が攻撃し、兵器貯蔵施設も空爆したという。
一連の攻撃の前に、イスラエルのガラント国防相はヒズボラへの攻撃は続くと宣言していた。
実際、CNNの特派員が同日、レバノンの首都ベイルートからの中継中にイスラエルの戦闘機が上空を飛行した。ヒズボラの指導者ハッサン・ナスララ師のテレビ演説が流れている中でのもので、戦闘機からは照明弾とみられるものが投下された。
一方、ヒズボラは19日にイスラエル北部にある軍事目標をロケット弾とドローン(無人機)で攻撃したと明らかにした。イランを後ろ盾とするヒズボラは、イスラエルに対する攻撃はパレスチナ自治区ガザ地区のパレスチナ人を支援するためのものとしている。
レバノンでは17、18日にヒズボラの戦闘員らが所持していた通信機器が相次いで爆発し、多くの死傷者が出た。これを受けてナスララ師はテレビ演説し、イスラエルによる攻撃として同国への報復を言明した。