イスラエル国防相、レバノンでの爆発関与を示唆 「新たな局面」

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イスラエルのネタニヤフ首相(左)とイスラエルのガラント国防相=2023年10月、イスラエル・テルアビブの軍事基地/Abir Sultan/Pool/Reuters/File

イスラエルのネタニヤフ首相(左)とイスラエルのガラント国防相=2023年10月、イスラエル・テルアビブの軍事基地/Abir Sultan/Pool/Reuters/File

(CNN) イスラエルのガラント国防相は18日、同国の戦争が「新たな局面」を迎えていると述べ、レバノンで17、18日に発生した通信機器の爆発への関与を暗に認めた。

ガラント氏はイスラエル北部の空軍基地を訪れ、「イスラエル軍はイスラエル総保安庁(シンベト)、情報機関モサドと共に素晴らしい成果をもたらしている」などと述べた。

ガラント氏の発言は、隣国レバノン各地での一連の通信機器の爆発がイスラエルの工作によるものであることを初めて認めたものとなった。

CNNはこれより前に、17日の爆発はモサドとイスラエル軍が合同で展開したと報じていた。18日には追加の作戦とみられるトランシーバーの爆発がレバノン各地で発生した。

ガラント氏の発言の数時間前に、この件に詳しい情報筋はイスラエル軍が精鋭の第98師団をパレスチナ自治区ガザ地区からイスラエル北部に移動させているとCNNに明らかにした。

ガラント氏は戦争の重心は北部に移っていると述べ、「部隊やさまざまな資源、エネルギーを北部に向けているということだ」と説明した。

イスラエルの戦時内閣は16日、避難しているレバノンとの国境沿いの住民が自宅に帰還することを軍事目標に追加することを決議していた。

17日にレバノンで爆発事件が発生するまで、イスラエル国内ではネタニヤフ首相がガラント氏を更迭し、後任に以前のライバルを据えて権力の強化を図るのではないかとの見方があった。ガラント氏は35年の軍歴を持つ。

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